artisanアルチザンキッチンーアンビアンスの挑戦

今日でお別れのキッチン

アンビアンスリフォームサロンが出来てから3年半が経ちました。
実際に使えるオリジナルキッチンを展示しているショールームですが、
この度、新たな挑戦をするべく、キッチン部分を作り変えます。

色々な素材を選んで、カットして加工して現場で組み合わせるだけでなく、
現場での手仕事が多い「匠職人による手仕事キッチン」


いよいよ明日からスタートです！！
出来る限り細部までレポートして行きますので、応援宜しくお願い致します！

何度も作戦会議がありました

スタートに至るまで、アンビアンスのキッチン設計メンバーや、関わる職人さんと何度も作戦会議を重ねてきました。

考えることの多い下地作り

今回のメインキッチンは、左官の「研ぎ出し工法」で仕上げます。
石の塊を人の手で形造るのです。
なので、形は自由自在。

下地の箱は大工さんが作ります。

コーナーシンク

ステップの付いたL型のシンクをこしらえます。
まだまだ想像がつかないですよね！

ラスカットで左官下地

外壁などの仕上げを塗る前に、モルタルとのくっつきをよくするために使われる材料です。
これを下地合板の上に貼っていきます。

解体が始まりました

現場工事初日です。
造り付け家具(キッチン)の解体からです。

既存キッチン搬出

クオーツストーンのキッチン天板を搬出、重量は100㎏近いので大人三人かかりで積み込んでいます。本社の作業場に持ち帰り、お披露目会のノベルティグッズとして生まれ変わります。さぁどんなモノにカタチを変えるのか？お楽しみに。

キッチン解体

先ずはキッチンカウンターを取り外し、次に食洗機を撤去。これから二つのキャビネットを分化して搬出して行きます。

家具工場にて

ここに引き出しレール付けて、ヒンジの位置は干渉しないか？実物を当てて検証中！家具職人さんの丁寧な仕事を垣間見た瞬間です。今回は以前のレールも再利用して使います。捨てるのではなく使えるモノは生かしこれから我々の考える”すまいづくり・モノづくり”をわかって頂けるような取組をして行きたいと思います。

給排水の仕込み完了

キッチン水栓の給水・給湯、食洗機用の給水、キッチンシンク用排水、食洗機用排水､､､と混雑しております。
うちは海外製食洗機の取り扱いも多い方なので、職人さんも慣れたもんです。

タイル下地工事

大工さんが鑿とトンカチでの手作業。ジグザグになった黄色いマスキングテープに沿って元々の足場板を削ります。
新人大工、勝田君も親方、酒井さんと一緒に頑張ってました🔨

キッチンのベースとなる部分が運び込まれました

角のない丸みをおびたキッチン

人の手で形造る石の塊キッチンをつくる訳ですが、左官屋さんが仕事しやすい様に、下地の段階で角をとってRを作っていきます。

増し貼り

膨らませて造形するところは、下地も増し貼りしておいて、左官を無駄に厚塗りしなくていいようにします。
こうして見ると、デザインの付いた宝箱みたいです。
この状態は今日まで！明日から左官屋さんが来てくれます。

左官工事が始まりました

シンクとカウンター部分は防水処理をしますので、まずはその下地塗り。

夕方まで乾かします

防水材を塗っていきます

次に塗るモルタルとの接着性が良い防水材だそうです。
大工さんもお手伝い。なごむ雰囲気です
エナジードリンク飲んで頑張って下さい٩(^‿^)۶

防水塗布完了

今週はここまでです。
さて、なぜ小さい穴が3つ開いてるんでしょうか。(^o^)/

左官下地（形成その①）

本日から本格的に左官工事の始まりです。
まずは大工さんが拵えた下地に左官を盛っていきます。この時点で最終仕上げの形になるのでRの角度も慎重に確認しながら進めていきます！

扉面材塗装

キッチン収納扉の塗装です。
水性塗料を使ってフォーフィニッシュという技法で複雑な色合いや風合いを表現していきます。
これもまた高度な技術とセンスが必要とされる作業です！
匠の腕の見せ所ですね^_^！

研ぎ出し左官の骨材

骨材に使うカラフルなガラスたちです。これ以外にキラキラ光るシェルも入れます。

バランスが大事

大きめのガラス骨材は、まんべんなく配置させて全体のバランスを見ます。

スタッフも手伝ってます

楽しそう(о´∀`о)
やめ時が分からなくなりますね。。。

本塗り

砕石と白セメントを混ぜたものを塗っています

色々な骨材の仕込み

カラフルガラスだけでなく、白い砕石やシェルで重厚感が出ます。
このバランスは匠の経験値ならでは！
お任せです。

仕上げ前の研ぎ出し

仕上がりが近くなってきましたよっ！🤩今日は三人がかりでひたすら研磨をしていきます。塗りこんでいた白い左官が削れて、カラフルなガラスが見えてきました👀

キッチン扉の塗装中

一階ではキッチンベースの左官工事、二階では家電収納の扉を製作中です。まずはベースとなるゴールドでの塗装をし、茶色や黒色を混ぜた色でエイジング加工していきます！

天井の模様替え

以前は真っ黒に塗装された天井。気分を変えて模様替え。シナベニヤを貼りました！
シナベニヤは押入れの中によく使われる材料ですが、底目地仕上げなど貼り方に工夫をすることでオシャレに。大工のセンスが光ります。

左官仕上げ

本日で左官工事が完了です！
最後の研ぎ出しをし、表面をコーティング。
ツヤツヤしていて触り心地も最高です👍

扉塗装

扉塗装も終盤に入りました！
ベースのゴールドに緑や茶色で調整してムラ感を表現していきます。
ちょっとずつスポンジで載せていく繊細な作業、私達も緊張します😳💦

タイル工事

アイランド型のキッチンの足元は六角形のタイルをリズミカルに並べ貼っていきます。
並べ方はもちろん、色の配置など一度仮置きをしてから仕上げていきます。

設備機器設置

本日は給排水と設備機器（食洗機）の設置作業！
今回食洗機はミーレを導入！
さすが海外機器、大きさが違いますね😳
使用するのが楽しみです！

セラミック天板加工工場にて

ＩＨコンロのカウンターは、セラミックで作ります。今回は全ての手仕事を見届けたいので、アンビアンスのカウンター製作に着手されるタイミングで、工場見学兼ねて行って来ました。
写真はセラミックの裏側。正面から見える前タレの部分をこれから接着していきます。

セラミック加工工場にて

前タレは厚み2cmになるように細くカットしてもらい、接合部分は45度にカットして、トメ加工にします。実際のセラミックの厚みがあらわにならない洗練された加工技術ですね。
これを容易にやって下さる加工屋さんは技術力に自信を持っておられるのだと思います。

セラミック加工工場にて

天板製作の一部を見届けて来ました。
今回採用するのは、イタリアのラミナムというセラミックタイルメーカーのものです。

キッチン扉の塗装

エイジングのかかった金属風の塗装にするため、手作業で幾つもの色を入れていきます。

キッチン扉塗装完成

見る角度や光のあたり方によって、色んな表情を持つ扉に仕上がりました。
これはもうアートです！

土間モルタルに金継ぎ？！

更にアートは続く・・
土間床のクラックにゴールドの樹脂を入れて、アートな床に変身させます。