築古の一軒家が、未来につながる”町家”へ
Kyomachiya in Horikawa Ktayama 『堀川北山京町家改修再販プロジェクト』

京都市北区に位置し、北山通りと堀川通りの交差点より一つ路地を入った閑静な住宅地にあります。
京都の中心を南北に通る堀川通りは、平安京築造の時代、名前の由来ともなった「堀川」という人工の運河があり、主に木材の運搬に使用されていた。堀川通り沿いには、当時から残る商人の町家が所々に点在している。近年の少子化高齢化、空き家の増加、開発による取り壊し等、様々な要因で、京都市を中心に京町家は、毎年800件ほど取り壊しが進んでおり、絶滅の一歩を辿っている。
京町家は、伝統的な職人技術や意匠などが詰まっており、新たに同じものを建てる事が難しい貴重な建物だと思います。ここに京町家を未来に継承する一つのモデルケースになれば想い設計士の永田さんと取り組んでいるプロジェクトです。
■京町家の住環境について
温湿度環境の調整機能を持った「通り庭」は玄関や階段室、廊下などへ従空間へ変化させてきた。ただこの100年で通り庭の吹抜け空間による風の流れのコントロールが、京都の平均温度が3~5度も上昇したため調整機能を失ったのではないかと思います。そのため、現在の住宅では特殊な立地でない限りは人工的な調整機能=断熱や空調でしか住空間の温湿度環境を快適にすることが出来ないようになってきています。また一方で、京町家断熱を施すと既存の風合いのある壁面をすべて断熱壁で覆ってしまうことになり、その風合いが損なわれます。そこでダイニングキッチン、リビングのような主空間は生活を優先し断熱壁を採用し、常に人が滞在しない従空間は既存の京町家の風合いを優先し、東側の既存壁は敢えて表しのままにしました。さらにこの従空間は空気層断熱としても機能するため、主空間の断熱性能は向上すると考えています。このように従来の「前見世ー中ノ間ー奥ノ間ー中庭」と「通り庭」の主従関係を継承しながら、現代型の京町家では意匠と温湿度環境を両立できないか試みを行っております。我々が今今日京町家にそのまま住もうとしても、かっての生活様式や地球環境の条件が大きく異なってきたため、当時と同じ生活をおくることは出来ません。『今、京町家に住む』ことは、さまざまな条件を乗り越えながらいかに京町家を尊重し」、継承できるかところに意義があると考えています。今回はその提案の一つ!条件と継承のバランスを熟考し、カタチにしました。
町家としての佇まいを大切にしながら断熱など必要な場所に施し、性能向上にも配慮し、自社大工の手掛ける造作家具も取り入れアンビアンスらしい家づくりが進んでおります。
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計画図面 |
■イメージパース 所在地:京都市北区 用途:専用住宅 敷地面積:69.94㎡ 建築面積:41.48㎡ 延べ床面積:68.99㎡ 地上2階 |
完成は今年の夏を予定しております。
伝統と新しさ、技術と想いが詰まった”新町家”の誕生をお楽しみに!
アンビアンスのおススメ!
①自然素材⇒足触りのいい無垢のフロア 調湿効果に優れた漆喰などの左官壁
③性能向上⇒冬も夏も快適に過ごせる断熱工事 電気代と騒音を軽減できる内窓
④物件購入からリノベーションまで一貫してサポート 物件購入×リノベーション
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